旅雑記 Travel Diary



1996年


■ 1996年3月20日(水)〜 アメリカ

これは当時の日記から転載した文章です。明かに変な言い回し以外はそのままです。読みにくいと思いますので、覚悟の上、よろしくお願いします。(^_^;)

1996.3.20(水) 春分の日 一日目

朝10時起床。旅行に行くとは思えない普通のスケジュール。身支度をして薬局やビデオを買いに出かける。笑っていいともにのりたま(西村雅彦。当時「王様のレストラン」の中での呼び名)が出ている。重い荷物を何とか詰め終わり、ビデオの予約を10件近くする。化粧をする間もなく車に乗りこむ。「今化粧すると一体何時間後にクレンジングするのかなぁ、、、?」とか思いながら車の中で軽く化粧をする。2時間15分の空港バスで名古屋空港へ。前に500ドル(50ドル札×10枚)は銀行で替えてあったので、一万円ぐらい現金を残して56,000円をドルに両替する。109ドル10セントのレートで513ドルになった。JTBのカウンターを探して、そこで飛行機のチケット&ホテルのクーポンをもらう。これで行けるぞという気がした。Deltaのカウンターへ行き、重い重いスーツケースを預け、搭乗券をもらう。もう、ここまでで疲れてしまい、3階の喫茶へ。おやつとしてピザを食べながら入国カードを記入する。五時過ぎまでいて、搭乗のほうに移動した。
同じブルゾンの高校生がいっぱいいて、「同じ飛行機じゃないといいなあ」と思う。早速手荷物検査を通り、DUTY FREEへ。お目当てのランコム イドラコントロールを探すと3本セットで売っている。8500円ナリ。つまり1本、2800円?安い、、、。ついでだから化粧水もランコムで揃えちゃおうと、トニック ドゥスールを買うことに。これまたついでだから大きい方に、と思ったらバカでか!ま、3500円だからいいか、、、。でもこれから出発というときにこんなに荷物を増やしてドースル!あっ、変なシャレになりかけ、、、はずかしー。
気を取り直して飛行機に乗る。売店で機内の友、姫貝(珍味系)なんて買って、乗りこんだ。やっぱりさっきの高校生軍団、一緒だった、、、。オマケに席の前後をはさまれた、、、サイアク。ドカドカうるさいし、元気だからずっと起きてるし、、、。とにかく、18:45 離陸。

離陸して1時間あまりが過ぎて、機内食が出始める。友人Oは海老天丼を望んでいたけど品切れ。選択の余地は無く、チーズがはさんであるポークカツでした。でも、まぁまぁ。白ワインを頼んだら、これが美味しいし、ボトルがかわいい!スチュワーデスさんは日本の航空会社のほうがキレイだし、優しいと思う。デルタの人たちは何だかすごいって感じ。すごい眉毛の日本人スチュワーデスとか、ミック・ジャガー似の人とか。(もちろん私たちの間では通称”ミック”) その後は眠れるような眠れないような時間が過ぎ、外は朝、それも20日(水)の、、、。むりやりBREAKFASTが出て朝にされる。さあ、アメリカだ!

ポートランド空港、10:45。ここは大きくてきれいな空港だ。正午の飛行機でシアトルに発つんだけど遅れているようだった。DUTY FREEをのぞいてお土産のチェックをした。お約束のマカダミアナッツチョコやビーフジャーキーなんかが並んでる。化粧品も見てみる。買ったばかりだった靴で、足が痛いので早々に座る。Oにコーラを買ってきてもらって飲みながら待つ。すぐ横に例の高校生軍団。まだ一緒なのか、、、とうんざりする。近くに座っている人が日本人だと思っていたら違った。多分中国人だろう。外国にいるんだなぁと実感。私は少数のほうにまわったんだなあと思う。
やっと呼び出しがかかり、飛行機に乗りこむ。45分遅れ。今度は国内線なので6列シートの飛行機。あっという間にシアトル上空。上から見ながら、「ダウンタウンだ。」とか「U−Districtsはこのへんかな?」とか「スペースニードルだあ」とワクワクしていた。シアトル・タコマ空港(Sea−Tac Air Port)到着!うるさかった高校生軍団はさらに飛行機を乗り継いでアラスカに行くらしいと気づき、「すごいよ、、、君ら」と思う。

どうやってホテルまで行こうかと考えたけど、やはり一番安いGley Line Busに。ちょうど1本逃してしまい、30分待った。やっとバスが来て、トランクをつんで、乗りこむ。すると途中でドライバーじゃない人が乗ってきて切符を売り始めた。一人7ドル50セント。ハイウェイを走り、Down Townへ。マリナーズのホームスタジアム、キングドームや、高いビルがどんどん近くなってくる。ハイウェイをおり、Down Townを走るんだけど、一方通行が多く、ストリートを上から下へ縫うように走る。本当に上から下へというふうにすごい坂だ。バスが上がれるのか不安になるくらい。2,3軒目に我らがSeattle Hilton到着。

チェックインする時、「あー、英語だぁ、、、。」と重いながらガッチガチに緊張し、相手の言葉の1/3ぐらいをなんとか理解し、やりすごす。部屋に到着し、ベルボーイ氏にチップを渡した。ベッドに座りこんで一息つく。くたくただけど、寝入ったが最後、起きたら次の日に、という感じだったので、とにかく起き上がり、外出した。
坂をどんどんおりていく。まず入ったのは本屋さん。天井が高く、壁じゅうが本棚の古本屋さんだった。何だか不思議な空間だった。ネバーエンディングストーリーに出てきた本屋をもう少し明るくした感じ。
本屋を出ると、さらに坂を下っていって海まで辿り着いた。海岸通りぞいのSTEAMERSという店に入り、シーザー・サラダとパスタ、クラムチャウダーとコーラを頼んだ。しめて、13ドル10セント。頼んだものが目の前に来てからちょっと「しまった」と思った。まず、サラダがどかーん!とあり、それだけでお腹いっぱいになる量だった。パスタはペンネのクリームソース、サラダ添え。多すぎたよー。
その後、近くの店でポストカードを買う。1枚25セントぐらい。あと、コーヒーも買った。11ドル75セント。帰り道の途中、10セントのキャンディパーを10本買い、しめて1ドルなり。
ホテルに戻る道は行きとは逆で上りなので超ツラい。痛む足を引きずりながら辿り着き、ホテル1階の売店で飲み物を買った。あと、TVガイドまで買ってしまった。もうすぐアカデミー賞だったのでその特集が読みたかったのだった。その他、味見したくてスモークサーモンも買ってみた。
部屋に戻り、友人OがBeccy(ケンタッキーの友人)のところへTelするのを聞きながら眠り込んでしまった。3時間後ぐらいに目を覚まし、シャワーを浴び、次の日のプランを立て、就寝。

長ぁーーーーーーーーーーい1日だった。

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