ULFULS SWEET 10 LIVE TOUR '98
しまっていこう!

1998年9月12日(土) 大阪厚生年金会館 大ホール


2週間ぶりのウルフルズライブ。(^_^;) 今回はウルフルズの本拠地「大阪」!!短大時代からの友人たちと総勢4人で大阪入りしました。が最初は少し気が重かったのです。その日のライブは大阪2日目だったのですが、1日目(11日)のライブでマナーの悪い客がいてトータス松本さんが怒ってしまったという話を聞いていたからです。「大阪!楽しみっ!」という気持ちと、「どうしよう、今日のお客の中にもマナー知らずがいたら・・・。トータスさんの機嫌が戻っていなかったら・・・。」という両方の気持ちを抱えつつ、大阪入りしました。

当日午後3時ごろ、その日宿泊するホテルにチェックインし、まだ開場時間まで間があったので、アメリカ村のビッグステップの中のアランジアロンゾのお店に行ったり、甲賀流のたこ焼を食べたりしました。そして歩いて厚生年金会館(以降、厚年)に向かいました。会場前の公園をテクテク歩いていくと偶然東京から来た知り合いに会い、話をしつつ開場時間を待ちました。

開場時間になり列に並んで会場に入ったけど、グッズは前回の渋公の時に買っていたのでロビーでのんびり話をしていました。友人は前回Tシャツが売り切れて買えなかったとかでグッズの列に並びに行きました。ふとグッズのところを見ると「オレモリ」(※1)編集長松田氏(※2)みずから売っていました。早く読みたかったのと、自分の家の近所の本屋で買えるかどうか不安だったので、列に並んでいる友人に「オレモリ、(知り合いの分も合わせて)2冊買って来て!!」と頼みに行きました。しばらく話をしていると友人が無事Tシャツと「オレモリ」を手に笑いながら戻ってきました。「なんで笑ってんの!?」と聞くと、「グッズのところで松ちゃんに『オレモリ3つ!』って言ったら笑われちゃったよ。」とのこと。確かに「牛丼、大盛り!」とかみたいだもんな。(笑) なんて話をしていると開演時間が迫ってきたので、ホールに入りました。ゲネプロを除くと、今回が「しまっていこう」ツアーの中で一番いい席(といってもL列)だったので、すごく近く感じました。厚年のステージはかなり前までせり出していて実際近かったようです。BGMにRAMONESや「I fought the low」「Gloria」(ともに原曲)を聴きながら、どんどん気分は盛り上がっていきました。いよいよ開演です!


いつものBGM、そしてSTAR WARSのテーマ曲とともにメンバーがステージに現れました。ケーヤンは、サンコンは黄色、ジョンBはオレンジの衣装で登場!(それぞれの衣装の詳しい特徴・種類なんかはゲネプロ渋公レポを見て下さい)一曲目「ガッツだぜ!!」の前奏が始まるのとともにトータスが走り出してきました。私のココロの中は前日の気分をそのまま引き摺っているのか、まだ怒っているのかという不安でいっぱいで、トータスの姿を見てもどうなのか、いまいちつかめなかった。そして前日のトータスの心のうちを思うと悲しくて心がキューッとしめつけられるような気がしました。だけど「私に出来ることはめいっぱい楽しんで、めいっぱい声を出すことだけだ!」と思ってステージに集中しました。隣の席はカップルで私のすぐ横は男の人だったんだけど最初から飛んでいて、「激しいなぁ〜」と思いながら自分も結構騒いでいました。2曲目「トコトンで行こう」が終 わると、トータスが、「大阪〜!!」と叫び、その時「あ?(今日は)だいじょうぶそうかも??」と少し安心しました。そしてメンバー紹介がありました。トータスが「ギターウルフル・ケイスケ、フロム高槻!」「ベース・ジョンBチョッパー、フロム吹田!!」「ドラム・サンコンJr、フロム茨木!!」そしてケーヤンが「ボーカルは、トータス松本ーーー!フロム・兵庫ーー!」と言ったのを聞いて「ああ、大阪なんだなぁ〜」とシミジミ思いました。その日も結構男性客がいたので「最近いかつい男に街で握手を求められたりするんや。女は何かと”走る”から、今までそのパワーに押されてたんやな。男も結構ウルフルズ好きやったんやな」と嬉しそうに話していました。

そして「まかせなさい」へ。シングル曲ということで会場の反応もすごくよかった。途中でフレーズが展開するところの直前で、トータス、ケーヤン、ジョンBの3人がサンコンのドラムの前に歩み寄って3人ともサンコンの方を向いていた時、パワーをためている感じがすごくカッコよくて、そのパワーを一気に『放出』する瞬間、真っ赤なライティングも相乗効果となって鳥肌モノでした。そのテンションを残しつつ「かわいいひと」へ。

トータスが歩調に合わせてギターを鳴らして客席をからかう(!?)ギターパフォーマンスのところで振り返ってミネラルウォーターを飲むところで客席から「何飲んでんねん!」とツッコミが入ったところでもまた「ああ、大阪だ。(^_^;)」と思いました。トータスの表情がかなりトボけていて面白かったな。「Let's Go Monday」は去年のツアーの時の方がよかったなぁと思います。去年のこの曲のライティングがすごーーーーくカッコよかったので・・・。次の曲(日本昔話選手権)と似た系統の曲なので今回はなくてもいいなぁと、これは個人的意見。
そして後奏からトータスのギターソロ。ボトルネックの滑る音がキモチいい・・・。これでブルースハープとか入ったら超一流のブルースセッション(ひとりだけど)だなぁと思いました。そして「日本昔話選手権」。前奏、Aメロ、サビとどんどんテンポが変わっていくところがカッコいいなぁ。

その後のMCでは、トータスがしゃべっている時に「トータスぅ〜!」とか叫ぶ客に「うるさいんじゃ!しゃべってる時は話を聞け!」と一喝したのを聞き「そうだ、そうだー!」とうなづきました。最近メンバーが客に対して甘いなぁと思っていたので・・・。トータスとか客に対しての視線が「よしよし、君らかわいいなぁ。(^_^)」って感じのオトナな視線だったから・・。甘やかすばっかりじゃファンは育たないと思うからこれからもドンドン言って欲しいと心から思った。
ケーヤンのMCは「最近実家に帰った時に近くの○○って店に行きました。そこのおやじさんがブラックジャックみたいに顔に傷痕があるんやけど、その傷が薄くなっててなんだかさびしかった」というものでした。ほのぼのです。(笑)
ジョンBは相変わらずのジョンB節で、会場からの声援に「うるさいんじゃボケーーー!」と返したり、「ココは3階まであって・・」と話しかけた時に3階のお客さんが「キャーーーー!!!」と反応した時、「いや、3階呼んでない」と突っ込んだり、冴えまくりでした。
サンコンが話そうとすると「誕生日おめでとう〜」や「結婚おめでとう〜」「サンコンパパー!」と声援が飛んでいました。いやいや、ホントにおめでとう、サンコン。(笑)

MC明けは「元気を出して」。ケーヤンとトータスが近づいてタイミングを合わせて曲に入るところはまるでストーンズのミック&キースみたいでカッコいいなぁ。そして「愛してる」「星を見ていた」とまったりとした時間が流れました。そしてその日の「それが答えだ!」はひときわ心に染みました。

トータスが衣装替えタイムで袖に引っ込んで、バック3人のコール&レスポンスタイム。今日のコール&レスポンスは「何だかジョンB力強いぞ!?」と思いました。「みんなでいってみよう〜!」とか結構声をはりあげてたのでビックリしました。でも、「もう一回やってみよう!」と言ってからの2度目のコールを「あ、ワン!あ、ツー!あ、ワン、ツー、スリー、フォー!!!?」と声が裏返ってしまい会場中大爆笑。ジョンBは「マジでちょっと落ち込んできましたわ・・・。」とブルーになっていました。(^_^;) ケーヤンが「いやいや、黒田!そんなことないで〜!!」と慰めて(!?)いました。

そして「しあわせですか」のイントロとともに悪い三日月にのってトータス松本再登場。去年12月にシングルが出た時「ああ、こういう曲はライブで大騒ぎしたいよなぁ〜。CDやテレビじゃ半分も楽しめないよなぁ・・・。」という欲望がやっと充たされウレシイ。曲の途中のメンバー紹介の時に受けたのがサンコンの紹介。「え〜?サンコン?」「なるほど。サンコン!」「やっぱり!サンコン!」「しかし、サンコン!」などなど、シチュエーションを想像しちゃいそうなコール・・・。(爆笑)
コール&レスポンスの時、口笛でコールした後、「口笛吹ける人〜?」とトータスが言うと結構な人数が手を挙げました。「じゃみんなで!」と言うとかなり大勢の口笛がホールに響き渡りなんだか感動的でした。「バンザイ」は会場中大合唱でした。「遊ぼう」「AAPのテーマ」そして「サンキューフォーザミュージック」とステージ上もホール全体も加速したまま本編を終えました。

アンコールの歓声の中、白の馬鹿正直Tシャツを着たトータスがアコギのハードケースを手に再登場しました。ステージをぐるりと歩き回って再びステージ中央まで戻るとバスーカ砲を撃つ時のように、膝をついてギターケースを会場に向かって構えました。パアァァァァーン!という音とともに色とりどりの紙テープや紙片が飛び出しました。
そしてR&R三部作、「アタマはカラッポ」「アホらしい」「やだぜ」う〜ん、こういうのはオールスタンディングのライブで観たい!ウルフルズじゃそんなのなかなか叶わないことだけど・・・。大きな「A」「A」「P」風船が1階のホールを跳ね回っていました。ステージに上がってこないようにスタッフの人達がステージ最前線を走り回っている姿がなんだかおかしい。(笑)でも、風船に気を取られるせいでどうもメンバーの印象がないんですよね・・・。

トータスは自分の着ている馬鹿正直Tシャツのことについて「これ自分で一生懸命版画彫ったんや。これ言ってるのがユースケ(サンタマリア)だったらゼンブ嘘やけどな!一睡もせずにビデオ編集した、とか。(笑) 俺はちゃうで!全部ホントや!」と言ったのには大受けでした。確かにユースケだったら嘘だろうなぁ。(笑)「これまでの10年、いろんな事があったけど、とりあえずここまで来た。これからの十年は、『馬鹿正直』で行く!」というトータスの言葉がすべてを表しているといっていいと思います。なかなか姿を見ることがなかったり、逆になにかで観た時に話している内容に「???」って思ってしまったり、ウルフルズに対して不安になってしまったりしたけれど、私自身「馬鹿正直」でありたいなぁと思います。難しいけれど・・・。

話は変わって、トータス「俺この間ベトナム行ったんだけど、その時向こうでNHK衛星だけ観れたんだよね。で、朝の連ドラ(連続テレビ小説)観たんだよ。天うらら。結構おもろいねんな。(笑) 子供の頃は夏休みとか、おかんが観てたから何かと目にしたけど、大人になってからってやっぱりなかなか見る機会がなくて・・。おかんとか10年とかみてるけど、おもろいからやねんなぁって思ったよ。短い時間でCMとかないから濃いんやな。そういうドラマにロックっていうか俺らの曲が使われるってやっぱり嬉しいよ。」と嬉しそうに話していました。そして「次に大阪来る時はファイナルです!」というと客席から「10周年オメデトウー!」という声が上がりました。10年前、カンテグランデという店のバイト仲間が出会ったことから始まったウルフルズ。私が知り得ない10年間のいろんな出来事を思うと何だか私の中でもこみ上げるものがありました。

ラストはもちろん「いい女」。ラストでトータスが何度も引っ込んだり、戻ってきたりするところがいつもより気持ちがこもっていたような気がしました。自分の思い込みだったのかな・・・。再々登場した時、マイクスタンドが下がってしまっても、足を大きく広げて立ち、マイクに自分の高さを合わせて歌う姿や、再々々登場した時スタンドを直しつつ歌い、倒れ込んでしまった姿。スタッフの人に肩からタオルをかけられ引っ込んで行き、もうすぐで袖に入るってところできびすを返して戻って来てマイクに向かって歌う姿。私の中ではいままでで一番いい「いい女」でした。

最近なんでもお約束で、アンコールも別に言わなくても手ぇ叩いておけばいいや、とか、思っていた部分があったけど、アーティストが精一杯やっているのと同じだけ自分も目一杯楽しむ努力をしてこそ楽しいライブになるんだなと思ったライブでした。


※1:オレモリ=9月17日創刊号全国一斉発売の「自己中心的音楽誌」(byくるくるめだま)。内容はトータス松本と実母の対談や、PUFFYのボツアー写(アーティスト写真)、ロリータ18号のNYライブレポ、ボニーピンク台湾旅行記、末井昭(白夜書房)インタビューなどなどバラエティに富んだ話題騒然前代未聞の雑誌。
問い合わせ:オレモリ編集室(くるくるめだま) 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-2-10 青山H&Aビル3階有限会社タイスケ内 03-5467-7735(編集室直通)

※2:松田氏=ウルフルクラブの会員の人にはなじみの深い松田義人氏。高校生時代より、ミニコミ作りをしていて、ウルフルズのデビュー当時からブレーンスタッフとして参加。一旦、タイスケ・ウルフルズから離れるが96年再び復活。ウルフルクラブの毎月の会報「ウルフルスポーツ」や、年4回発行の「まいどオン」(#2から深く関わる)などなど、個性に溢れる誌面作りのスゴイ人。くるくる文字の大家(たいか)でもある。「松ちゃん2号」(ちなみに1号はトータス松本)


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