1999年4月11日(日)はれ

この週末は珍しく一個もライブの予定を入れていなかったので家でダラダラしていた。ふと遅い昼ご飯を作って食べようと、TVをつけるとBSで何かのライブをやっていた。(あとで調べたらノーベル平和賞記念コンサート'98の再放送だった)見た時はちょうどエルトンジョンが歌っていた。

昼ご飯が出来上がりテーブルに着くとU2のボノのコメントをやっていて、その後登場したのがなんとA-HAだった。歌ったのはシャイン・オン・TV。メンバーの顔を見て、その音が出てきた瞬間、思わずいろんな気持ちが蘇ってきた。すごく懐かしかった。A-HAといって思い出すのは多分14歳の頃、グラミー賞のTV放映だ。Take On Meがすごく売れて話題になった時だった。ビデオに録って何度も何度も何度も繰り返し観ていた。田舎の中学生の私にとっては音楽の情報なんてすごく限られていたからその少ない情報にかじりついていた感じだった。

その次に出てきたのはアラニスモリセット。今日はすごく天気が良かった。家のダイニングは2階にあって昼間はすごく見晴らしがいい。遠くの方に家があるけど目の前は田んぼ。そしてそのもっと向こうは山。そのノンビリした空気にアラニスモリセットの声が心地良く響く。

その次に出てきたのはフィル・コリンズだった。これまた懐かしい・・・。フィルコリンズと言って思い出すのはLIVE AIDだ。生中継を見ていたんだけど衛星中継の具合が悪く何度も何度も中断していた。あの時はシンディローパー目当てに待ってたんだっけ。結局観れなかったけど、っていうか出てなかったのかな。スティングと見つめていたい(Every Breath You Take)を一緒に演奏したのはすごくカッコよかったな。すごい人数の前でこれは確か中3の夏休みだったと思う。ピアノ一台で何万人もの観衆の前で演奏する姿が印象的だ。他にもフレディーマーキュリーや、ポールマッカートニー、マドンナなんかが印象に残っています。あれは14、5歳の頃かな。

その年齢の頃聴いた音楽、読んだ本なんかは自分の中にすごく大きな影響を残している気がする。擦り切れるまで聴いたレコード、何度も何度も繰り返し読んだ本。今聴く音楽、読む本なんかと集中度が違う。その頃のいろんなことが今の私を作り上げる大きな要素になっている、と思う。

私が叔母さんになったのは14歳。その姪っ子1号は今14歳。
ライブやイベントにもたまに一緒に行く。今まで一緒に行ったのは安室、グローブ(×3)、ドミンゴス(インストア)、L7&SUPER JUNKY MONKEYのライブ、PUFFY、黒夢、キックさんのお芝居・・・。私は悪い影響を与えているのだろうか??ある意味ではそうかも知れない。でも彼女がいろんなところに行き、いろんな物を見て、いろんなことを感じていてくれるといいな、と思う。

この14日で彼女は15歳になる。誕生日おめでとう。これからも不良おばちゃんと一緒にどっかいこうね。