DATE:1999.10.24 [sun]
PLACE:FUJITA HALL 2000

『秋の松ハづくし』フェア、第2日目です。

浅草キッド &

藤田保健衛生大学 短期大学 学園祭

今日は4月にキックさんの舞台に連れて行った姪っ子1号(15)を誘って出かけました。途中で前日一緒に出かけた友人と合流し藤田衛生大学を目指しました。愛知県内でいつも名古屋に行く時に使う路線ではあるものの、最寄り駅「名鉄 前後駅」にはその日初めて降り立ちました。そこからさらに15分ほどバスに乗ってようやく到着しました・・・が、着いてびっくり。病院と大学、短大が併設されているので建物がいくつもならんでいました。目の前の病院らしき建物にはモザイクのようなタイル装飾がほどこされていたり、奥のホールらしき建物はヨーロッパ風の壁面装飾でおおわれていて「う〜ん・・・本当にココでやるのかなぁ。(^_^;)」という感じでした。30分弱待って、会場のフジタホール2000というところに入りました。

やがて開場時間になり、重いドアを開け入ってびっくり(←大きすぎ??)しました。まさにオペラハウスでした。壁、天井、2・3階席の手すり、建具に至るまで装飾がほどこされていました。椅子も背もたれは木で、肘掛けはアールデコ調の鉄製、シートは落ち着いた色の皮でした。そして、ステージには雛壇が4段あって、ステージ両脇には大きな花瓶と創始者親子の鏡像が据えられていました。(参考:藤田保健衛生大学HP内のページ) 見れば見るほど豪奢でしばらく口をぽかんと開けてしまったほど。開場から開演までは1時間間があったので30分ぐらいは見回していました。(笑) 慣れない早起きのせいで眠くなってしまい開演時間までは居眠りしてしまいました。

◆ 松本ハウス ◆

場内アナウンスで目を覚ますとすぐに松本ハウスが登場しました。想像通りビックリ顔の二人。ステージの端から端まで走り回っていろいろ点検する加賀谷くん。そして前日(創造大)の酔っ払いだらけの混乱の客席とギャップありまくりの落ち着き気味の客席、だだっぴろい豪華なステージに戸惑い気味の二人の雰囲気がおかしくてたまりませんでした。2000人はいるホールの1階部分は3分の2ぐらい人がいましたが、ロイヤルボックスのような2階席には数人、3階席には0人でした。2階席を見上げ加賀谷くん(だったと思う)は「あそこにいらっしゃるのは皇后様ですか?」とか、ステージ脇の胸像のところまで行き両肩をポンポンッと叩きながら「固太りだね〜。(胸像のモデルは)ヒットラー?」とか言っていました。キックさんは1階席の後方に並んで座っている大学のお偉いさんらしきスーツ姿の3人に向かって「メンインブラックな方々が。(笑)」と言ったので振り返ってみるとその的を得たたとえに納得してしまいました。大学に入るとき、車で到着すると係の人が「こちらです」って感じで待っていたのに「患者専用駐車場」に入っていったらしい・・・。 普段ネタのなかで加賀谷くんが暴走しだすとキックさんが「(病院)戻るか?」ってよく言うんだけどその日はまさに病院の敷地内。(笑) どうなることやら。
営業ではすっかりお馴染みの「女子校の学祭ネタ」が終わるとメンインブラックなお偉いさんたちは早々に引き揚げていかれたそうです。(キックさん報告)
ぼくくさいですよ?衛生大学なのに不衛生な僕・・・」と言いつつ加賀谷くんが客いじりに客席に降りていきました。30代くらいの男性のところへ行き、「カ・ガ・ヤで〜〜〜す」の挨拶もキチンとしてインタビューし始めたんですけど、「どちらから?」「いや、職員なんですけど」「先生ですか?」「いや、まぁそうです」「そうなんですか!何教えてるんですか?そろばん?習字?」「いや、あんまり教えてないんですけど・・・」「先生なんでしょ?」「いや、まぁそうなんですけど・・・。道楽みたいなもんで・・・。」「何関係?」「遺伝子関係の・・・」と答えが返って来てステージ上のキックさんも客席も驚いていました。わたしの中では本公演(サバイバーパンク)の博士(総裁)が浮かんでいましたよ。(笑) ステージ上のキックさんが「だんだん先生の目が『いい実験材料を見つけたぞ〜』ってなって来てるよ。(笑)」というとA堀先生が「いやあ〜、本当にそうですね〜」とかえしたので、隣に立っていた加賀谷くんは「ちょっと待って下さいよ〜、ほんとに、目が怖いんですから・・・」とビビり始め「もうホントにカンベンして下さいっ!」とステージに走って逃げ戻りました。
岩手のゲロ子供の話は前日のステージでは「1時から9時」だったのが一日経った今日は「8時まで」に短縮されていました。脚色の部分はかなりアドリブなんだなーって思いました。
そして前日の狂乱の雰囲気では出来なかったショートコントがありました。久しぶりのショートコントなのでとっても嬉しかったです。(^-^) 「若大将」で歌いながら加賀谷くんは「まるでN響にでもなった気分でしたよ、NHK交響楽団、反響とか拍手とかすごくて」と言っていました。キックさんが「おまじない」の時、オチで投げてピストルで撃つ真似をしたあと「あの鼻はA堀先生の実験材料になりました、と。」と、「インフルエンザ」の時には「あれは実はA堀先生の研究室なんですよ。」とまさにその日仕入れた小ネタが入っていておもしろかったです。そして「辻斬り」、初めて観た「少年A」、「7人の敵」(←コレの時もA堀先生ネタが織り込まれていました)、「宇宙人」「宇宙人2」「宇宙人3」と続きました。7人の敵の時には雛壇の最上段からコサックダンスで降りてくるというスゴ技もありました。
そして客席からお客さんをあげての「カ・ガ・ヤ・で〜〜す」の伝授は最前列にいた、わざわざ愛知県の端っこから松ハを見に来たという加賀谷くんと同い年のクロダさんが選ばれました。なかなかキャラの立った人で松本ハウスがたじろぐ場面もありました。加賀谷くんは何かあるごとにステージに正座して習字を書く真似をしながら「今日クロダさんに褒められた」とか「辺境の地から来たクロダさんは・・・」とか「世界にはまだまだ物凄い奴がいるものだ」とか言っていたのがすごくおもしろかったです。
と、前日と違って松ハを満喫したなぁ〜という気分で松ハのステージは幕を閉じました。


◆ 浅草キッド ◆

松ハが引っ込むとほとんど間を空けず浅草キッドが登場しました。生で観るのは初めて。
博士は普通の格好だったけど玉袋さんは筋肉模様の全身タイツ着用でした。浅草キッド自体は初めてなんだけどオウムネタだったり、エガちゃんの名前が出てきたりと、大川ファンにとっては初めてとは思えない親しみやすさでした。(笑)
博士の元同級生の話、最近博士が買った土地に事務所の先輩ダンカンさんがしでかしたとんでもないイタズラの話、芸能人水泳大会に出た時の話、そして博士が書類送検された免許証の写真偽造(いや変装)の話などなどがありました。ワザあり、手練手管のトークには「う〜ん、やっぱりおもしろいなぁ。テレビだけじゃなくてライブでいろんな人を見てみたいなあ」って思ったりしたのでした。

◆終演後 ◆

各30分のステージは終わりフジタホール2000を出ました。外は学祭真っ只中。さっきまでの出来事がなんとなく嘘みたいな気になったりしました。同じ敷地内に病院があるので点滴をぶら下げた人や、車椅子に乗り看護婦さんに押してもらっている患者さんたちも学祭を楽しんでいるようで今までに行ったどの学祭ともちょっと違った雰囲気でした。
朝、チケットぴあに並ぶために早起きしたせいで疲れていたのでそのままバスに乗って大学を後にしようとすると大型タクシーがあったので運転手の人が他のタクシーの人達に「すいませんねえ、あと3分ぐらいで出ますから」と言っていたのが聞こえたので離れたところで少し待ってみました。結局10分ぐらいして松本ハウスと浅草キッド、そしてマネージャーさんたちが出て来てタクシーに乗り込んでいきました。気持ちの中で「楽しかったです〜。遠くまで来てくれて本当にありがとうございました〜〜。」と思いました。

この2日間で、同じ愛知県内の学祭でも昨日と今日とではゼンゼン違った。どっちもそれぞれ楽しかったです。オシマイ。

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