創造祭’99

1999年10月23日(土) 豊橋創造大学

今年の学祭@松本ハウスの第一弾は豊橋創造大学の学園祭でした。去年は男同志を見に来た場所に今年は同じ事務所の松本ハウスが来るなんて・・・嬉しすぎる。(ちなみに去年松本ハウスが来た豊橋技術科学大学は一昨年男同志、今年は電撃ネットワークでした。濃厚なリンクだー。)

モノ申す!!松本ハウス登場

12時過ぎに友人と合流し、昼ご飯を食べてから創造大に向かいました。14:45開始予定だったのでまだ1時間ほど余裕がありました。校舎の間の中庭に特設ステージが設置され、5メートル幅ぐらいの通路をはさんでベンチがいくつか用意されていました。空いていた座席に座り、目の前で行われている腕相撲大会を見るともなしに見ながらぼーっとしていました。去年の技大祭でもやっぱり腕相撲大会があったんだけどその中の参加者の一人の手首の骨が折れた(?)みたいでその時の音がまだ忘れられなくて見ながら「やだなぁ〜・・・。」とビクビクしていました。
腕相撲大会が長引いてしまい、その次の催し物は中止になりました。まだまだ始まらないのか〜と退屈な思いをしていたので内心「ラッキー」と思いました。がそう甘くはなかったのです。ポスターをみると松ハのライブ開演時間は3時と書いてありました。現在2時30分。まだ30分も先のことでした・・・。学園祭実行委員らしき人達がステージにあがり、空いた時間を埋めようといろいろ話し始めました。が。それを聞いていてだんだん腹が立ってきました。
「このあと松本ハウスの登場なんですけど。前の方にいるのは松本ハウスの追っかけの人たちですか〜?」・・・追っかけってくくられるのってすごくイヤ。(他の人はどうかわからないけど)私は好きだから観に行ってるだけ。「ファンですか?」って言われる分にはいいけどおっかけって響き、すご〜くイヤ。その言葉の裏にある偏見がすごくイヤ。
「(学内の人達から)バンドとかを呼べっていわれるけど大変なんですよ。機材を借りたりで余分にお金がかかるし、騒音を出すことになるので近隣の人達に断ってまわらないと行けないし・・・。テレビとか出てる人とかも高くて呼べないんですよ。」・・・それってその日呼べた松本ハウスは安かったから呼んだ、って言ってるようなモンじゃないの?本人たち、裏にスタンバイしてるんじゃないの??
「去年は男同志が来たんですけど、すごかったですね、江頭!男同志は解散しちゃったそうで・・・。これで松本ハウスも解散しちゃったらマズいですね、来年からお笑いの人誰も来てくれなくなりますよ〜」・・・これも裏で待ってる松本ハウスに失礼。いや、まずエガちゃんを「江頭」って呼んでる時点でムカついたんだけど。

急にトークすることになって困ってるのはわかる。でも言葉の選び方が本当にイヤだった。なんでこんな言われ方をしなきゃいけないんだろう??ステージ前の冷え切った空気に困り果てた実行委員は、プロ(?)の司会の人に交代してもらったんだけどその人の言い方を聞いていて実行委員の人の物言いがいかにひどかったか再確認した。その人は去年の男同志のステージの時にも司会を担当していたんだけどその時の話を「江頭さんのハダカを間近でみてしまいました。おしりの穴まで・・・。(笑)」と、ちゃんと「さん付け」で呼んでいました。実行委員の言い方はいかにもエガちゃんを下に見ているんだと伝わって来て腹が立ったのでした。司会の人はさらに「それでも江頭さんとか始まる前、ちゃんとストレッチとかやってるんですよ。すごく真剣な顔でアキレス腱のばしたりして。真剣に人を笑わせようとしてるんだな〜って思って感動しました。」というようなことも言っていました。私が聞きたかったのは呼ぶためのお金がどうこう、っていう裏話じゃなく、こういうことを聞きたかったんだよ!去年の男同志や、裏で待っている松ハに対する気遣いのなさに腹がたってしょうがなかったのでした。

とまぁ、ムカつく実行委員への怒りは、司会の人のなごやかトークでなんとか抑えて、松ハの出番を待ちました。ステージ前の通路分の空白が気になるもののみんなが「誰か前に行かないかな〜」と腹の探り合いをしている感じで空間はそのままになっていました。ステージ向かって左の方の校舎の出口あたりに大川のマネージャーさんやスタッフジャンパーを着た学生たちが激しく行き来し始めました。いよいよ松本ハウスの登場です。

校舎の出口のところからステージまで10メートルぐらいあったんだけど、勢いよく加賀谷くんが走り出してきました。遅れてグレーのスーツ姿のキックさんも登場しました。観客からは「キャーーーー!!」と歓声があがっていました。二人ともステージに上がり加賀谷くんが「カ・ガ・ヤでーーす」の挨拶をしたり、いろんな所を見回しおもしろい人探しをしたりしていました。キックさんがステージ前に空いた空間のことに触れ「もっと前に来たら?」と言うと、その途端人が前にがーっと押し寄せました。とりあえず私も前につめてみました。なぜなら。マイデジカメにはズームがないから。(笑) 混乱のステージ前に加賀谷くんがダイブしたり、客席の酔っ払い学生たちからヤジが飛んだり騒然とした雰囲気でした。私自身人ごみの中にいたので全体の様子はつかめず・・・。客席後ろの方にいた白髪の先生をステージに上げていろいろ話をしたり、校舎2階の窓から見ている人に話し掛けたりしていたようです。
聞きおぼえのある女子校の学祭ネタ、ゲロ子供の話があり、その後は加賀谷くんがオウムの信者によく間違われるという話でした。その流れで「空中浮遊が出来るんです」とステージの上を縦横無尽に飛び回り、転がりまわる加賀谷くん・・・。(笑) ステージ前の人垣の向こうで白い物体が跳ねていた、としか見えませんでした。(^_^;)
そして客席から一人ステージにあげて「カ・ガ・ヤで〜〜す!」の伝授が体重110キロ(だったかなあ?)の21歳学生、アツシくんになされました。アツシくんに「もっと前に出て」とどんどんステージのギリギリまで行かせて、最前列の女の子たちから「え〜っ・・・」と声が上がると、「アツシくんのダイブはすごいですよ!ラフィンで3人死なせましたから」と、唐突に過去の事件を引用して口にする加賀谷くん。その発想の源の広さとそれを検索してくる速さには驚かされっぱなし。よっぽどイイCPU搭載してるんでしょうか?(笑)

ショートコントとかをやるのかな、と思っていたら結局はトークで終わりました。今までに聞いた事のあるネタでも細かい部分が変わっていてそれがすごくおもしろかったです。例えばゲロ子供の話のなかには「よりによって畳の楽屋にゲロですよ!?犯行時刻は午後1時、僕たちその日、その楽屋に夜の9時までいなきゃいけないんですから」という細かい脚色が加わっていました。キックさんは客いじりの時の言葉がすごくおもしろい。大勢の中から「おもしろい人」を選び出している時がすごく楽しそう。(笑)
松本ハウス、として観るのは神戸すっとこ以来でしたが、久々に観る二人のやり取りがすごく楽しかった。一人一人でもいいけどやっぱり「二人」の空気が好きだーと実感しました。

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