※2回目です。初日の模様はコチラから。>>>CLICK

松本ハウス&PAANYAGURUMIN 大美術展

1999年10月11日(月)PAANYAGURUMINアトリエ(東京・八広)

10月1日から始まったPAANYAGURUMIN(パニャ+ぐるみちこ)と松本ハウスの美術展。初日はやっぱりスタート地点。それ以降作品も増えていっていると聞いていたのでこれは是非行かねばと思い、ふうりん単独の為に上京にからめて行ってまいりました。

9日(土)から11日(月・振替休日)は私だけじゃなく世間の人も連休だったんですね。すっかり忘れていました。2泊分の大荷物をとりあえず東京駅のコインロッカーに入れてから行こうと思い、途中下車したものの人・人・人!慌てて帰りの新幹線の指定券を取り、結局荷物を預ける事は諦めて総重量6キロ(推定)を肩からぶら下げて再び電車に乗り八広に向かいました。



重い荷物をぶら下げながらブラブラ歩いていくと前方にぐるみちこさん発見。「あっ。」と思っていると入口に鍵をかけて去ってしまいました。そのまま行方を見守っているとコンビニに入っていったのですぐ帰ってくるだろうと思い、待っていました。しばらくして戻ってきたので開けてもらって入りました。



初日の倍ぐらい作品が増えていてアトリエ内の雰囲気もすっかり濃くなっていました。4人の個性がぶつかり合って交じり合ってるその空気がとても心地良かったです。

キックさん作品は書と文章の2点が増えていました。キックさんのスペースは増えれば増えるほど空虚になっていくよう。その空虚な部分にすごく惹かれる。

そしてようやく登場、松ハの片割れ、ハウス加賀谷作品。パニャさんとの「コラージュ対決」と銘打って2枚の色紙が並んでいた。でも加賀谷くんの作品は裏返しになっていた。タイトルは「タモリさんに『張りあえた』かんじ」(だったと思うんだけど・・・)。「猥褻物陳列罪」モノの作品を見せてもらった。確かに・・・。でもっ。いや・・・。そいでさ。そうじゃなくて・・・。(動揺しているらしい)
パニャさんのコラージュは「残像」のイメージでした。その時にも話したんですけどどちらの作品も「悪夢」って感じで、「夜うなされそうだなぁ・・・」と思いました。

パニャさん作品は他に文章やジャンクアートも増えていました。鋭利、有毒、ノイジー、冷酷。でも愛も確かに存在していると思う。

ぐるみちこさん作の「ミニなオレ」=パニャさんのあみぐるみはすごくかわいく、それを持ってポラ写真に写ってるパニャさんもかわいかった。(笑)
美術展Tシャツ#2の図柄やDiner8のイラストも飾られていました。ぐるみちこさんの描くイラストはPOPな色使いがすごく好き。是非「おうさま」シリーズのティーバッグを作ってテーブルウェアを再現して欲しいなあ。想像しただけでカワイイ。

そして私がハマってしまったのが車を動かすおもちゃ。置いてある人形をガンガン轢いて楽しむものだったんだけど、一回やってみてその楽しさに「うわっ!」と思ってしまった。TVゲームとかで敵を倒すのとは違う、実際にモノが動いてなぎ倒していくその手ごたえみたいなものがすごく楽しかった。自分の中にそれを「楽しい」って感じる要素があった、ってことに気づかされてビックリした。実際に交通事故を2回半(!?)経験したことがあるんだけど、その時は楽しいなんてことはこれっぽっちも思わなかった。小さなものを大きな私が操って倒す、という行為が神になったようで楽しかったんだと思う。



ふでぺん好きな私はノートに縦書きでワケのわからない文を書きなぐり、がいこちゃんTシャツとアイコンFDを買い、おいとましてきました。(アイコンはMac用だから見られもしないんだけども。Macを手に入れるまでおあずけです)

まだ作品は増えていくみたいなのに、再訪問できないのがすごく残念です。でも2度目、行って良かった。やる気をもらって帰ってきました。

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