大川興業 『サバイバートーク』
SURVIVER TALK
1999.08.01(Sun) 近鉄小劇場


昼間の本公演が終わって、のんびりお茶したり、買い物したりしていたのは良かったんだけど、開演時間7時と勘違いしていて危うく間に合わなくなるところでした。私たちが小劇場に戻ってきたのは6時10分、滑りこみセーフでした。嗚呼、情けな。座席についてチラシのチェックをする間も無く、客電が落ちました。
(メモ・記憶が頼りなんで言い回しは間違っていると思います。あと聞き書きなので「らしい」「だそうだ」ばかりで読み苦しいと思いますけどご了承をm(__)m)


首都高速(だと思うんだけど。大阪への高速なのかな?)を走る車のフロントビューの早送り画像がめまぐるしく流れました。どこへ向かってるのかな、と思ったけど土地勘のない私にはわかるはずもなく。

映像が終わり幕が上がると白い作業着姿の6人がいました。YMOのRYDEENに合わせて前々々回の本公演のオープニングのA-HAの「Take On Me」と同じような演舞がありました。迷彩服を着た新人の人達が階段の上とか2階部分辺りにいて、今回の本公演ではクローン豊ダンス以外にはこういうのが無かったので嬉しかったのでした。

曲が終わると一瞬暗くなって、暗闇の中から「足が痛いよーー!」の声が。そして明るくなると「思ったより受けなかったなぁ」と総裁。向かって左から寺田さん、江頭さん、総裁、キックさん、加賀谷くん、為谷さんの6人がずらっと並び雑談風のトークがありました。

◆みんなの作業着姿が「囚人みたいだ」というところから以前刑務所に訪問した時の話。(常識破りのステージを繰り広げたという話から)
総裁「調べてみたら、刑務官にはなれるらしいんだよ。是非加賀谷に(刑務官に)なってもらいたい。
加賀谷「アルカトラズとか、ザ・ロック(に出てくるようなとこ)に行きたいっすね!
総裁「(アルカトラズも)今は無いよ。(^_^;)
キック「お前、めっちゃくちゃワイロに弱そうだよなぁ〜

◆大阪での宿の話。
本公演の期間中みんなが泊まっているホテルは元ラブホテル。まるで「アニマルハウス」のようだったらしい。理容室となっている部屋もあれば、真言密教の集会場みたいになっている部屋もあったらしい。その中で為谷さんはずっと前からそこで暮らしている人のように馴染んでいたそうだ。

◆本公演「サバイバーパンク」について
今回のキーパーソンでもある加賀谷くんが自分の役柄について言ったこと。
加賀谷「総裁が東京最終日の時に『五重人格を演じたハウス加賀谷』って言ってましたけど、あれ本当にそうなんですか?僕、大うそつきの話だと思ってたんですけど」
キック「平気でうそをつく人たち』かっ。(笑)」

◆本公演「サバイバーパンク」について、その2
5人数珠つなぎの格好について。Y字バランスのシーンが多いから辛そうに見えるのは加賀谷くんなんだけど実際にはキックさんと為谷さんがかなりキツイらしい。総裁が「休めるように」と配慮した江頭さんの壊れて行くシーンの辺りが逆にツライとのこと。特に高橋さんが出てくる辺りが最高にきつくて「高橋出てくんなー!(By為谷)」と思ったりもするらしい。
為谷「稽古の時とか帰り電車に乗っててうとうとっとして、ふと気付くと足が(180度)バンって開いてるんだよね。
キック「いや、マジな話、背骨が一つ引っ込んじゃったんですよ。・・・これ労災おりますよね。(笑)
加賀谷「東京公演が終わった後、マッサージに行ったら内腿の辺り、『どうして(この筋)こんなに伸びてるの??』って聞かれたんだけど、さすがに『Y字バランスで』とは言えなくて・・・
とやはりみんな大変そう。ホント、S不在のSMだ・・・。誰が喜んでるんだろう。マニアの人かな。(^_^;)
江頭さん+寺田さんはいつも二人でワンセットになっていて、つながっている時は寺田さんが四つんばいになるのでどちらが飼われているのかわからないらしい。かなり濃いプレイだ・・・。
東京公演の楽屋は寺田さん、江頭さん、為谷さんの3人が一緒で、寺田さん、江頭さんはお互いのことを「ブラッドピット」「ニコラスケイジ」と呼び合っていたらしい。為谷さんはというと「アゴイサム」って、一人だけ国産じゃないですかっ。
総裁「寺ちゃんさ、(東京公演の時、終わってから外に出て)下北の街にこの頭ですごい光景なんだよ。着てるTシャツが朝日昇選手にもらったやつで『奇人』って書いてあるんだよ。(笑)

◆自衛隊話 その1(陸上自衛隊)
今回のパンフレットの写真撮影で行った自衛隊の話。まずは陸上自衛隊、富士第一戦車大隊(で合ってたかな?)に行くと・・・
加賀谷「自衛隊ってのは掃き溜めだってことを忘れてましたよ・・・
というのは訓練中にも関わらずみんな寄って来て「うわー!江頭さんだー!」「サインして下さいっ!」と制服にサインをせがまれ、隊長らしき人まで「じゃヘルメットに」と言う始末。江頭さんは「がっぺむかつく」と書いたそうで。
「実弾うちに行きますか?」とか「戦車に乗ってみますか?」と大層もてなされた興業のみなさん。もてなし方がスゴイですよね。陸上自衛隊の宿舎の娯楽室には「右向け左」(←これ知らないんですけどどんなのでしょう?)「バリバリ伝説」「遊人」「ゴン」「ブブカ」などが並んでいたという。集った面々の個性が伝わってきますな。

◆自衛隊話 その2(海上自衛隊)
「(掃き溜めと称した陸上自衛隊よりも)海上自衛隊の方が賢かったですよね。(By加賀谷くん)」と言っていたんだけど海上自衛隊の方がエリートらしかったという。
日本海に不審船が現われた事件の起こった時期が総裁と江頭さんが北朝鮮に行って来た時期とすごく近かったので
「あの船に乗ってれは江頭じゃないのか?」とまことしやかに囁かれたらしい。その光景を想像するとすごくオカシイ。(笑)
海上自衛隊に行った時には霧島(?)などの他に潜水艦もいて「(1回潜るともぐると3ヶ月は海面に上がらないから)すごくラッキーでしたね!」と言われたらしい。漫画「沈黙の艦隊」では最新鋭の原潜艦が大国の潜水艦を翻弄し逃げ回ったが「絶対逃がしませんよ!ピンポイントで捕えます」とは現役上級士官のセリフ。頼もしいような、怖いような。(^_^;)

◆自衛隊話 その3(航空自衛隊)
基地訪問後、上級士官から総裁に「(下級士官たちがサインをねだった件)隊列を乱して申し訳ありませんでした。皆さんにはご迷惑をかけましたが、殴っておきましたので大丈夫です。」と電話が入った。「入間(いるま)基地」を「人間基地」と言った加賀谷くんに対しては「加賀谷さんにはボケていただき」、いつも通り脱いだ江頭さんに対しては「江頭さんには脱いでいただき、どうもありがとうございました」と言ってたそうです。冗談なんだか本気なんだかわからないですねえ。
すっかり影響されて帰ってきた加賀谷くんは「本土決戦の場合は肉弾戦ですよ!今度こそは勝ちますよ!」とコワい事を言ってました。総裁は自衛隊の人に「任せて下さい。(非常時には)即応日衛官(こんな字?)ですぐに駆けつけます」と言い残してきたらしい。

盛り上がった6人でのトークコーナーはこれで終わりでした。


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