大川の大忘年会'98

1998年12月31日（木）−1999年1月1日(金） シアターアプル（新宿）

1998年の最後の日、なんと開演時間が夜の10時からという大川の忘年会。どんな年越しになるのかワクワクしながら来ました。これで3日連続新宿歌舞伎町に通ってマス。(^_^;) 偶然にも前日とまったく同じ席という、(2列目だから）嬉しいような、(同じ景色で）悲しいような。

◆

SEのチャンバワンバの曲とともに幕が上がるとそこには総裁と、誰だっけな・・・為ちゃんだったかな、あとキックさんがいました。バックには［MASAYAコンサート］の看板がかかっていて、ステージ向かって右後方には和歌山のカレー事件のテントが再現されていました。ちゃんと炊飯ジャーとか鍋とかも置いてあって・・・。でもこの幕開けがタイミング違いだったようでもう一度仕切り直しになりました。

閉まった幕の上にオープニングフィルムが流れると、構成員の名前の他に何故か「松方弘樹」「マリアン」「林葉直子 中原名人」「ガブリエル」といった名前も流れました。（笑）あと噂には聞いていた「激安大川興業」の名もあったので楽しみでした。

今度はちゃんとしたスタート。幕の向こうから「ウィ〜ン」「ウィ〜ン」という合唱の声が聞こえてきました。やったぁ！「ウィーン電動こけし合唱団」（※１）だ！幕が上がると自由自の時の衣装の面々がいました。総裁は黒の機動隊のような衣装、松本ハウス、男同志、ふうりんかざんの6人は迷彩服でした。歌った曲は下の通り。（カッコ内は替え歌のネタです。曲名がわからないやつもありました）

こういう時事ネタでのお笑いをさせたら大川興業に勝るものはいないっす。歌い終わった後キックさんが「神田川俊郎の塩のCMとか怖いんですよ〜」って言っていました。確かにちょっと似てるかもしれない・・・。
セットだと思っていたテントの中の鍋には実際に総裁が作ったと言うカレーが入っていて、お客さんに食べさせるって話になりました。林夫妻の年齢の座席に座っている人って事になったんだけどシアターアプルの席がそこまでなかったので結局真須美容疑者の年齢37にちなんで3列７番の人が指名されました。一列違い！惜しかったなぁ〜。（笑）
総裁が「１２時から１時までは加賀谷が見張ってました」って、それかなりヤバいですよね。（笑）

'98年の出来事、ということで少しフリートークがありました。「オヤジ同志（寺田＋江頭）で長野オリンピックのノルディック複合を見に行った」「為ちゃんがフラレたこと」「コンタさんが結婚した」「本公演があった」ことなどなどが出ていました。

メンバー全員出てのステージトークはこれで終わり、次は’９８年の活動報告のコーナーになりました。まずはふうりんからでした。

◆ふうりんかざん

ステージ向かって左端の方に総裁が残って、逆側から学ランのふうりんかざんが登場しました。最初は為ちゃんからでまずは、松田聖子についての街頭インタビューに答える「２６歳・男」の映像でした。まったく一般人といっしょの扱いで笑いました・・・。次は自分でハガキ３２枚書いて応募した、という「筋肉番付」に出演した時の映像。ホッピングだったんだけど、何が悲しいって、客席最前列で上半身ハダカで応援していたにも関わらず、一度も映らなかったという寺田さんでしょう・・・。そして波瀾万丈の再現フィルムにフランキー境の若い頃の役で出演した時の映像。総裁に「お前またフランキー境で出てるのか〜」って言われていました。
次はふうりんかざんで24時間テレビに出演した時の映像でした。と言ってもエンディングのサライの合唱の時にほんの1秒足らず映っただけでした。（笑）
続いては寺田さんの出演ものでした。CATVの「中はどうなってるの？」の映像でした。総裁はいつも事務所のスケジュールボードに＜寺田：どうなってるの？＞と書いてあるのを見てフジテレビの「どーなってるの」だと思ってフジテレビの方を観ながら「寺ちゃん、出てないよな〜」って思っていたそうです。（笑） 寺田さんも「俺もオーディションに行く時そう思ってました(^_^;)」だそうです。
そして次はなんとCM！観るとTOKYO WALKERのCMで「ウォーカー興業」と書いてあって学ランの人が数人。バッタモン臭いな〜と思っていたらちゃんとホンモノでビックリしました・・・。一番手前に映っているのが総裁本人で、後ろにプチ鹿島＠偽総裁、藤井モウ、そして為ちゃん、寺田さんだとか。総裁は「0.1秒なら」と言ってOKしたそうです。
そのあとは幕が開いて、そこにいたのは何と「激安大川興業」でした。先頭にプチ鹿島＠偽総裁、その後ろに為谷＋寺田、そのまた後ろに藤井＋阿曽＋倉元＋バンビ＋三平、その後ろには超新人と言われる子達が7人ならんでいました。そしてプチ鹿島の横に玉置さんが座っていました。モチロン全員学ラン。そして「花火三連発」をやりました。何年ぶりだろう・・・。しかも当時は見るともなしに見ていたカンジだったし・・・。花火をやった後、その大人数の利用法ってことでふうりんがネタをやって、寺田さんがオヤジギャグを言った時とか、後ろの面々が揃って指差して「おもしろい！」ってあいの手を入れたり、「ダメオシ！」とか「パクリ！」とかつっこんだりしていました。

◆松本ハウス

続いては松本ハウスの登場でした。本人達いわく「汚い仕事」の紹介。(^_^;)
まずは中古車販売の「アップル」のCM。3種類流れたんだけどそのうちのひとつは観た事がなかったので嬉しかったです。そして「TVキライなんですけどね」といいつつキックさんが次に紹介したのはハンマープライスの人間花火の映像でした。打ち上げられた時の加賀谷の顔のアップ（眼がケイレン状態で泳いでいる）を観ながら「これ目がヤバイよな〜。」「15歳ぐらいの時を思い出しますよ・・・」だって。
そして次はNHKBS2で毎週やっている「健康こどもっち」。子供向けの健康番組なんだけど、毎週ひとつのテーマで（例えば肩こり、風邪、歯など）進められていくんだけど、松本ハウスの出番は１．小学校にインタビューに行く、２．健康チェックの設問のVTR、の２つです。加賀谷は小学校にインタビューに行くとやりたい放題で放送では使えないような会話を小学生にしたりするとか。TVということで緊張している子に向かって嬉しそうに「君、本当のおかあさんじゃないでしょ？」とか「君、自律神経失調してる〜？」とか「君は加賀谷２号だ！」とか・・・。(^_^;) 「あの番組はお前のストレス発散の場になってるよなぁ」とキックさんが言っていました。例えばゲタ箱のところとかで子供たちのうわばきをガーッと全部だして、重ねたり、並べたり・・・。それをやめさせるキックさんの決まり文句が「ワンちゃん（キックさんが加賀谷を呼ぶ時の愛称・キックさんは加賀谷を犬だと思っているらしい）！先生が見てるよ！！」なんだそうです。（笑）「先生という響きには弱いんですよねぇ・・・。」と加賀谷。
２．の設問のVTRはドリフのコントのような子供の扮装の加賀谷、お母さんの扮装のキックさん＠髭面・・・。ベッタベタの内容で毎週楽しみに観てます。（笑）

次は'98.1.17にＮＨＫで放映された「あなたも歌が詠める」という俳句番組。松本ハウス＋寺田さんでの俳句コントの映像でした。それから洋画番組での映画「48時間Part.２」の吹き替えをした時のが流れました。

次はプライベートビデオの映像で長野のパラリンピックに2人が行った時、駅で皇太子夫妻に遭遇した時の模様でした。歩いていく2人に向かって叫ぶ加賀谷。「ヒロポ〜〜〜〜〜ン！」・・・その呼び名はマズいでしょ。（笑）
そして通り過ぎていった後、加賀谷のアップになり、遠くを見るような目つきで言った言葉が「・・・おとうさん・・・」でした。「お前、子供じゃないだろ〜！」「いや、僕が王位継承者なんですよ。」「皇位だろ。」と言われていました。

ラストがすごかった！前にぴあの総裁の連載のコーナーでもちらっと紹介されたんだけど、透撮できてしまう８ミリビデオでの撮影。最初は室内で何故かスクール水着の加賀谷、ナイトショット機能というのに切り替えるとお腹に入れている「ぴあ」と書いた紙の文字が透けて見えた。そのあと「これが太陽光線の下になるともっとスゴイんですよ！」といい、街の風景になる。何故かサラリーマン風のスーツ姿の加賀谷。歩いて来て自販機の前でポケットからサイフを取り出し缶コーヒーを買う。「これをナイトショット機能で撮影すると・・・」と映像が切り替わると、全裸の加賀谷。（爆）身につけているのは、おしりのポケットに入れていた財布（生のおしりに貼り付いているところが何とも芸が細かい）と靴と靴下だけ。そのまま平然と缶コーヒーを飲み、去って行く。次にママチャリをこぐスーツ姿の加賀谷。映像が切り替わると再び全裸。平然と自転車こいでる姿がおかしすぎる〜。
続いて全裸加賀谷の散歩。コースは長銀→NEC→防衛庁→国会議事堂前→二穣師女の家の前→レムリアアイランドの建物（誰も出てこなかったが監視カメラが確かに加賀谷の姿を捉えていたようです・・・）→全日空ホテル。とりあえずどこでも取り押さえられたりはしなかったようで、すごいなぁ・・・。全日空ホテルは菅直人が密会した、といわれる部屋の前まで行って覗き穴から覗きながら、ひとり股間で手を動かす加賀谷・・・。(^_^;) 全裸加賀谷の最後に行ったところが凄かった。なななんと、和歌山県園部地区。（爆） 観ていた総裁も「お前！これマジか！ホントに行ったのか！これはマズイだろ！」と本気で大慌てしていました。でも松本ハウスの2人は「いや、スーツで行ったんですよ。」とあくまでも透撮フィルムだということを押し通す。
フィルムが終わって総裁が「加賀谷！お前、一応顔が売れてんだから！園部なんてまだ報道陣とかいるだろ〜！」と聞くと「いや、これ行ったの実はクリスマスイブなんですよ」だって。さすが松本ハウス、聖夜に何やってんだか・・・。（笑）キックさんがポロッと「聖夜に加賀谷がハダカでやってきた（笑）」というと総裁が「ほらっ！やっぱりハダカだろ！」とつっこんでいました。
キックさんが「和歌山行った時に泊まったホテルで夕食に出て来たのがなんとカレーだったんですよ。ちょっとビックリしましたねえ」と言っていました。忙しくてもわざわざ出かけていったりするパワーを失わないところがさすがだと思います。

◆

時計を見ると11時50分過ぎ。いよいよカウントダウンです。松本ハウスの2人も、大川総裁も準備のために引っ込んでいきました。その間'98年7月の本公演のエンディング近くで流れたスライドが流されました。モノクロでほのぼのとしたコンビニでのスナップショットが繋ぎ合わされたそのスライドはしみじみとしてて改めていいなぁと思いました。本公演で流れたやつは犯人側のスナップショットで警察役の寺田さんは写っていなかったのでところどころ挿入して新しく作ってあったようです。

スライドが終わるとそこに映し出される数。２０・１９・１８・・・とどんどんカウントダウンしていき「あれ？？これホント？マジで？」と思っているうちに・・・３・２・１！ NEXT

※１．前々回の本公演、ハングリー精神’96のビデオの中でも見られる、大川総裁＋構成員で編成された替え歌合唱団。歌詞の内容はその時々の時事ネタがとりあげられる。本文へ戻る

* 松本ハウス HOME * Live Report * BBS * LINK *