ウルフルズ in 沖縄 '98
ファンの集い

1998年10月18日(日) パシフィックホテル沖縄 2階バンケットホール


ジャパンツアーシステム主催のウルフルズ沖縄コンサートのツアーにはコンサート翌日にメンバー参加のファンの集い(ランチパーティー)が企画されていました。前日夜中まで盛り上がって寝不足のカラダを引きずって出かけました。といいつつしっかり化粧はしていきましたけど。(^_^;) 宿泊先のホテルから会場までは送迎バスが出て、着くまで多分15分ぐらいだったのにしっかり寝てしまいました。

着くと目の前の建物にはビーナスが付いていたり、ギリシャの神殿のように円柱が建ってたりゴージャスなんだけどちょっとヘンな雰囲気。入る時にクーポン券と引き換えにビンゴカードとサフザミTシャツ(紺)をもらいました。
会場に入ると立食式で17テーブルあって、天井にはシャンデリア、前の方がステージになっていて両脇にやっぱりギリシャ調の円柱があり、マイクスタンドが4本立っていて、後ろに「98年ウルフルズ沖縄ツアー」(だっけなぁ???)という何だか安っぽい看板がぶら下がっていました。前から4・4・4・5と円卓テーブルがあって私の場所は3列目のステージ向かって一番左でした。参加者が入りきるとタイスケのスタッフの人の仕切りで「カンパイ!」の合図があって、食事タイムになりました。とりあえず朝ごはんを食べなかった私は食欲バッチリだったけど、食べてきた人はこんな時間に食べろって言われても食べられないだろうなぁって思いました。緊張で食べられない人もいっぱいいたようです。20分弱の食事時間のあといよいよメンバーの登場です。


まさかと思っていたらメンバーは後ろの扉から登場してきました。しかも、サンコン&ジョンBはタキシード、トータスは白のウェディングドレス(白のレースのベール付)、ケーヤンは青地に黒のレース付のカラーウェディングドレス(青のレースの帽子ベール付)で・・・。(笑)みんながガーッと押し寄せていきました。何故だかこういう時傍観モードに入ってしまう私は最初の場所のままでした。サンコン、トータス、ケーヤン、ジョンBの順にステージに上がって並んで前を向いている姿に爆笑でした。確かにこの会場にピッタリだけども。(^_^;) サンコンはなんとなく目の辺りが腫れぼったくて「う〜ん、昨晩も飲みまくったなぁ〜!」という感じでした。

みんなの歓声の中、トータス「これ(ドレスのお腹の部分を引っ張りながら)余るんや。胸の辺もブカブカやし。かなりキビシイ体型の人用や。」というとケーヤンが「俺のはあつらえたようにピッタリやで」と胸の辺りを両手でパンパンっと叩きました。あなたが痩せ過ぎてんですよ、トータスさん。
トータスは「こういう並びかたって事は、サンコンと俺が結婚すんねやな。」と言い、ケーヤン「じゃ俺はジョンBと。(笑)」と言いながらジョンBと寄り添って腕を組んでいました。かわいい新婦さんですねえ。
「昨日はホントやれてよかったよなぁ〜。ほんまできんかと思ったで。イベンターの人とか返金の用意してたらしいで。こうひとつひとつお金封筒に入れて・・・。」というトータスの言葉にはうなずくほかありませんでした。天気予報聞いてた時点では「ああ今年こそ無理かなぁ・・・」という気持ちがあったから・・・。でもこわかったけど心の底ではやるって信じていたよ。
ライブの前にメンバーの楽器や、もし雨が降って濡れて万が一感電なんかしたら・・・って思ったりしていたけどトータスの「昨日のライブはケーヤンと俺はサブのギターやったんよ。メインの楽器じゃなくてサブギターで。でもな、黒田だけは『僕はメイン(の楽器で)行きますわ』って言ってメイン使ってたんやでー。」という言葉に前日「まかせなさい」の時とかに感じたジョンBのパワーを思い出しました。「ホント去年も(台風)で今年も、で。こんなに台風ばっかりあたると沖縄に来るのいやになるよなぁ」と心にもない事を言ったりもしていたトータスでした。でも確かに前回のライブでは「いいよなぁ・・・。沖縄」と何度も何度も言っていたし、ライブ以外にいろいろ楽しんだみたいでしたが、今回は特にどこに行ったとか何をやったかってこともほとんど言ってなかったのでそれほど満喫できなかったのかも知れないなぁ。

とひとしきり雑談に花が咲いた後「じゃ歌でも歌うか!」といってミニアコースティックライブコーナーになりました。「お前らどうせ歌うやろって思ってたな??歌うのやめとこかな」と毒づいていました。だって前々日に渡された予定表にちゃんと「アコースティックライブ」って書いてあったんだもん。(笑)
ステージ袖のローディーくんからトータス&ケーヤンにアコースティックギターが、ジョンB&サンコンにタンバリンが手渡されました。ウェディングドレスのままでギターをセッティングするふたり。(笑) この状況、かなりおかしいです・・・。ケーヤンは頭の上のベール(!?)そのままだったけど、トータスは「え〜い、邪魔だ!」って感じで取ってしまいました。
「なに歌おかなー。んじゃ『すっとばす』でも歌おか」といい「すっとばす」が始まりました。アコースティックとはいえ久々に聴けて嬉しい・・・。アコギでのケーヤンの間奏のフレーズは新鮮でした。
歌い終わるとトータスは開口一番「ぜんっぜん声、出んわ〜・・・」と。それもそうですよね・・・、前日絶唱して、翌日の昼間じゃ・・・。「次は何にしようかな〜。何にも決めてないんやけど・・・」というと会場からいろいろリクエストの声が飛びました。みんな口々に好きな曲を叫んでいましたが、「世の中ワンダフル〜!!」と後ろの方の人が言ったのには吹き出してしまいました。「そら〜!!」と言ったのをトータスが聞いて「そら〜!?そんなん忘れたわ!」と、「春一番〜!!」と言ったのには「そんなん家で聴けや〜!(笑)」と答えていました。前の方で「愛してるー!」「かわいいひとー!」とほぼ同時に声が上がると「そんじゃ、かわいいひとにしよか。これならバッチリ覚えてんで!」って答えるトータス。そりゃ、そうでしょう、昨日もやってましたよ・・・。(^_^;) ということで「かわいいひと」をやってくれました。今考えるとワンダフルワールドとかやって欲しかったなぁ・・・。

歌い終わると今回のツアーの話になり「みんなはファンクラブの子達なんやな。今回のツアーも何ヶ所か来てくれてると思うけど、今回全部おなじ曲順でやってるんや。これが気持ちよくやれる曲順なんや。曲をたくさん練習して曲順入れ替えたりしてやると新鮮味はあるけど、いいのか悪いのかわからんくなってくるんや。毎日同じ曲順でやってると、今日は良かったなとか、今日はあんまりよくなかったな、とかよくわかって。毎日毎日同じ事やって100点を目指そうと・・。これでツアーも残り半分なんやけど、今のように同じ曲順でいくか変えていくかわからんけど、また来てな。」と言っていました。
そして「こうやって見ると結構みんな歳いってんねんな。(会場中ブーイング)いやいや、いい意味で言ってんねんで。おしゃれな人も多いし・・。」と取りつくろう一場面もありました。
ここまでずっと結婚式の衣装だった4人、「とりあえずこれうっとおしいわ。着替えさせてや」と言いメンバーは一旦ソデに引っ込みました。


次はビンゴ大会でした。賞品はツアーの前半の前半(1ヶ月ぐらい?)、アンコールでメンバーが着用した馬鹿正直Tシャツ(各1点ずつ、4人分、着用した本人がその場でサインをして)、それからウルフルV中&あそぼうのポスター(サイン入り)、ツアーポスター(3枚)でした。
私服に着替えたメンバーがソデから再登場しました。トータスは黒の帽子にオレンジ色の半袖Tシャツ、そして何故かライブの衣装のネクタイ付きの襟とカフス。何だかカッコいいんだけど。(笑) ケーヤンは黒のTシャツ、ジョンBは「BOOTLEGO」のロゴ付きの白の半袖Tシャツ、サンコンは黒のキャップと白のTシャツでした。
いよいよビンゴスタート。メンバーが順番にスイッチを押して当たり番号を決めていきました。当たるわけはないと思いつつ、ついつい集中してしまう・・・。メンバーがいるのにそっちに集中するのってなんだかもったいないような気分だなぁ・・・。
なかなか当たりが出なくて緊迫した空気(!?)が流れていましたが、いきなり二人が手を挙げました。まずはサンコンのTシャツがGETされました。続いてトータスのやつ。ケーヤン&ジョンBがとりあえず残ってしまい「地味ラジオも終わったしなぁ・・・。」とK&Bコンビがさみしそうにつぶやきました。続いて一人がビンゴになり希望したのはケーヤンのTシャツ。残ってしまったジョンBは「どうせ俺のなんか誰もいらんやろー!」とぐれてしまいました。かわいそうに・・・。(^_^;) 続いてビンゴの人が出た時ジョンBは「なんか申し訳ないなぁ〜。サンコン、とか書こか??」って言っていました。ジョンBファン、ガンバレ!!
その後は続々とビンゴが出てあっという間に賞品がなくなってしまいました。するとタイスケの女の子が「もう少し何かありそうですねえ〜??」とトータスの首元に目をやりました。トータスは「あ、コレ!?なんでこんなんしてんやろ??あ、(手首をみながら)ここにもなんかあるなぁ」と言って衣装の襟&カフスを外しました。ケーヤンはポケットからどこかでもらったマッチを取り出し、サンコンは頭のキャップに乗せてたサングラスを出しました。そしてジョンBはなんと「じゃ、僕はこれを・・・」と言ってその時に来ていた「BOOTLEGO」のTシャツを出す事に。何だかあとからの当たりの方がいいじゃないですか??そのすぐあとにジョンBの生着替えがありました。(笑) 会場から「キャー!」と歓声がわいた瞬間、恥ずかしそうにしゃがみこんですぐにサフザミTシャツを着ていました。
追加の賞品も結局すぐに当たりが出てしまい、かすりもしませんでした。(^_^;)

その後はテーブル別にメンバーと写真撮影となりました。会場の外に金屏風があってそこにグループごとに行って写真を撮ってもらうとのこと。でもその間なにもないとみんなが押し寄せてしまうので、今月末発売の「ウルフルV中」が流されることになりました。メンバーが会場を通ってドアの外に向かうとみんながそっちに押し寄せました。こういう時、動こうとしない私は醒めてるんだろうか??「こんな事したら迷惑だろうなぁ」とか「ヒンシュクだろうなぁ」って余計な事を考えてしまうのかも・・・。


ドアの外で写真大会が開かれている間、会場内ではウルフルV中が始まりました。
「TOSHINBA EMI」のタイトル画面の後、画面が暗転してそこに浮き上がるマージャンの卓を囲む人民服・人民帽のメンバー4人。うつむき加減で黙々とマージャンを打ち続ける。その沈黙を破ってトータスが「ツモ!」と、[中]の牌を出す。すると次々に「ロン!」(他は忘れた)と言いつつ牌を倒し見せていく。マージャンの卓からずーっと上空にカメラが引き、舞いあがる[中]の牌。そこに「ウルフルV」のタイトルがくっつき「ウルフルV中」となった。なんだかカッコいい・・・。次々と流れる「サンキューフォーザミュージック」や「AAPのテーマ」や「それが答えだ!」に合わせて歌ったり踊ったりしながら順番を待ちました。

順番が来ると写真撮影に行ったんですが何だかみんなのパワーに押されてしまい結局後ろの列になりました。「まぁいっか」と思い写真撮影。周りにぐるっとスタッフの人がいて、メンバーは後ろからなのであまり近くにいる実感もなく、とりあえず撮り終わった後みんなが握手を求めるのを見ながら「う〜ん・・・。どうしようかなぁ・・・。」と思っている間にスタッフの人の「撮り終わった人は早く会場に戻って下さーい!!」という声に押し流され会場に戻ろうとした所で、ふとすぐ横にトータスがいたので、「まぁやってもらっとこ」と思い、「お願いします」と言いながら手を出し握手をしてもらいました。トータスの手はひやっとしていました。

何だかみんなのパワーに押されてしまい疲れ気味でした。会場に戻ると再びPVを見ながら踊っていました。まだ一度も見た事がなかった「あそぼう」が流れ始めました。前日振りだけは教えてもらっていたので、踊りつつ、「こんなだったのかぁ〜」と見つめつつ・・。曲が終わった時には何故か会場から拍手がおこりました。やっぱり見た事ない人結構多かったんだなぁ。ドアのすぐ外にはメンバーがいるのに画面のウルフルズを見ながら踊ってるのってなんだか変な状況・・・。

全グループの写真撮影が終わるとメンバーが再び後ろのドアから入ってきました。みんなが押し寄せる中ステージに辿り着くとそれぞれから一言ずつ締めのあいさつがありました。
サンコン:「今年はFCの集いがなくてこういうかたちになったんですけど、たのしかったです。これからもよろしく!」
トータス:「とりあえず1年先ぐらいまでスケジュールが決まっているんですけど、来年は変わったツアーがあったり、ちょっと変わったCD出したりする予定です。楽しみにしていてください」
ケーヤン:「今回時間がかなり短くて・・。時間があったらもっといろんなことできたんやけど・・。(とここですかさずトータスが『ん!?何??何が出来たの??』と突っ込んだ(笑))また時間があったらいろいろハガキとか書いて送って下さい。これからも応援して下さい。」
ジョンB:「ホント、岩本さん、いい事言いますよねえ・・・。なんか僕、真面目な事言うかも知れないですけど、ツアーの後半戦、毎日毎日を精一杯やっていきたいと思っています。みなさんもガンバッテ下さい」
というかんじでした。
トータスが「よし!何人か顔覚えたで!後半戦来る人!(というと会場の半分ぐらいが手を挙げる)うわっ。こんなにおるんか。・・・よし、覚えた!」と言ったのでつい「ホントかよ〜〜!絶対ウソだぁ〜。」と突っ込んでしまいました。(^_^;)
「今日はこのあと取材がちょっとあってその後はないんよ。夜はコンサートの打ち上げです。みんなアリガトウ〜!」と言ってメンバーは去って行き、会は幕を閉じました。


※記憶とちょっとのメモを頼りに書いたので言い回しは違う所があると思います。その点はご了承ください。
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